三人の日本人の人が今年のノーベル賞物理学賞を獲りましたね。
日本人の物理学賞は久しぶりだったらしいのですが、
20年以上も前に出した説を、今やっと他の学者が理解出来たと
いうことでしょう。
その先見性と想像力には、深い憧れの念を抱かずにはいられません。
大人になると学生の時勉強していた事の面白さが理解できてきて、
今更ながら歴史の本や科学の本などをついつい手に取ってしまいます。
今見ると、とても楽しいのですが、学生の時からその面白さを理解し、
ひたむきに没頭して来た人こそが、このような賞を獲る人なのでしょう。
南部さんは以前本やテレビでお見かけする事があったのですが、
他の科学者からもあれだけ慕われる人だと言うのは知りませんでした。
小林さん益川さんもテレビに映っている姿をみただけですが、
気持ちは昔から変わらず、今も好きな学問に没頭している人のような、
とても若々しくて清々しい顔をしていらっしゃいました。
以前はカイロプラクティックの学校で働いていました。
授業を受け持ったりもしていましたので、
色々な先輩の先生や、座学を教える医学の先生と話したり、
会ったりする機会がたくさんありました。
色んな先生がいましたが、講師が憧れる先生、
ものを教える立場の人間が憧れたり、逆に批判されたりするのは
とても独創的で考える事が大好きで、
どんな若い人とでも同じ気持ちを共有出来る人なら
熱く語り合える先生ばかりでした。
僕もそんな先生に憧れて、少しでも近づけるように
同じ授業を受け持たせてもらったり、
その後朝まで熱く語り合ったりさせて頂きました。
変わり者だと言う評判が高かったのですが、
話してみて分かったのは、他の人が出来ない所まで
こだわったり勉強したりという努力をいとわない人でした。
魅力のある人というのは似た雰囲気があるような気がします。
しかし普通の人には、直ぐに理解出来ない事もあると思います。
僕が感じた面白さやこだわりを実習に来ていた生徒に熱く語ったら、
ぽかんとした顔をされたり、
そこまでしなくてもお金がもらえれば良いと言われた事もありました。
とてもショックを受けたのと、世の中はそんなものかなと寂しく感じました。
今回の受賞のインタビュー、僕の好きなキャスターが質問をしていました。
「今の世相をどうかんがえますか?」
「この理論は実生活にどう役立ちますか?」
これを聞いた時に、もうそのキャスターが嫌いになってしまいました。
受賞者の先生は、世相を語る事はしませんでした。
半端な気持ちと情報で曖昧な話をしたく無かったのだと思います。
実生活で役に立つかどうかもどうでしょう。
雑誌で読んだのですが、最初、虚数というのは、ある理論を語る上で
無理矢理作り出された考え方だという事で、
実生活ではとりわけ役に立つものではないと
使っていた数学者が自分で言っていたそうです。
しかし、現在では流体力学や色んな計算をする上で無くてはならない存在で、
計算式をとても簡単にしてくれる実生活に密接した物になったそうです。
だからこそ、新しい理論、いつか多大なる恩恵を与えてくれるだろう
考え方を作り出し、評価された事を祝いたいものです。
賞を取れた事ではなく、自分の考えた事が合っていた事こそが
無上の喜びなのだと言っていた益川さんの顔は素敵でした。
そんな気持ちを少しでも持てたらなと思いました。
千歳烏山カイロプラクティックセンター 卓
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